自宅待機なのに飲食店へ 従業員感染、営業自粛で被害届

 新型コロナウイルスに感染した愛知県蒲郡市の50代男性が、自宅待機を求められたにもかかわらず飲食店に行き、この店が営業自粛になっていることが関係者への取材でわかった。店側は13日、業務を妨害されたとして蒲郡署に被害届を出した。県警は偽計業務妨害の疑いもあるとみて捜査を進める。

 県などによると、男性は4日夕方にウイルス陽性が判明し、保健所から自宅待機を要請された後、市内の飲食店に立ち寄った。捜査関係者によると、店は男性がウイルスに感染していることを男性の知人から聞いて知ったという。この店で働いていた30代女性がウイルスに感染していることが12日に確認された。女性は男性が来店時に店内にいたが、接客はしていなかったという。県は4日に店に営業の自粛を要請し、現在も休業しているという。

 県警は「被害者のプライバシーに関わることなので、通常であれば被害届は発表しないが、社会的反響を鑑みて発表した。この種の悪質な行為に対しては、厳正に取り締まりをしていく」とコメントした。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment