自民党は2020年中に憲法改正原案を策定する検討に入った。安倍晋三首相(党総裁)が目標とした20年中の改正憲法施行が事実上不可能となったことに伴う措置。安倍首相在任中の改憲方針は堅持し、21年9月までの総裁任期中の実現へ日程を繰り下げる。複数の関係者が29日明らかにした。立憲民主党などの野党が「日程ありき」の姿勢だと反発するのは必至で、想定通りに進むかは見通せない。
憲法審で条文改正の議論は一度も実施されていない。改憲の必要性について認識を共有し、項目を絞り込むなど課題は多い。このため自民党憲法関係筋の間で、来年中の原案策定を目標とする案が浮上した。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース