自民「辞職のタイミング評価」 4月の同日選回避に安堵

 公職選挙法違反(加重買収など)罪に問われた元法相で衆院議員の河井克行被告が、東京地裁の被告人質問で、突然議員辞職を表明した。

 河井克行衆院議員が一転して買収を認め、議員辞職する意向を表明したことを受け、自民党幹部はこう言って胸をなで下ろした。

 「このタイミングは、評価したい」

 自民党幹部らは克行議員の離党後も、辞任時期を気にしていた。広島では、前回参院選をめぐる公職選挙法違反(買収)の有罪判決が確定した克行議員の妻、案里氏=自民を離党=の失職に伴い、再選挙(4月25日投開票)が実施される。仮に克行議員が今月15日までに議員辞職すれば、公選法などにより再選挙と同日に衆院補選が行われることになっていた。

 23日の辞職表明によって、買収事件に伴う二つの選挙が同じ日に重なることを避けることができた。一方、克行議員がこのまま議員辞職をしなければ、地元・広島の有権者に支持を呼びかけづらいという事情もあった。さらに再選挙への影響を最小限に抑えるためには、再選挙が告示される4月8日よりできるだけ前の表明が望ましかった。

 辞職のタイミングにまで神経を…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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