埼玉県虐待禁止条例改正案を県議会に提出していた自民党県議団は10日、改正案を取り下げた。子どもを自宅などに置いて一時的に外出することを禁止する内容に、県内外から強い批判が相次いだためだ。
取り下げ後、自民党県議団の田村琢実団長は記者会見を開き、経緯を説明した。記者団とのおもなやりとりは以下の通り。
――なぜ一転して取り下げることになったのか。
「不安と心配の声が多数あった。総合的に判断した」
――議論の進め方に反省点は。
「議案の内容については瑕疵(かし)がなかったと感じている。しかし、説明が不十分だった。猛省している」
――どういう所の説明が不十分だと考えるか。
「条例全体の構成を説明しきれなかった。養護者の安全配慮義務が抜けている時が虐待にあたるとしているが、その説明が不足していた」
「『安全配慮』は各家庭や子…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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