自民長崎県連、政治資金パーティー延期 会長は安倍派・谷川衆院議員

寿柳聡

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題を受け、同党長崎県連は17日に開く予定だった政治資金パーティーを来年3月10日に延期することを決めた。県連幹部は「パーティーが政治不信を招いている中央の情勢を踏まえて決めた」としている。

 パーティーは党の県政経セミナーの名称で、党本部の森山裕総務会長を招き17日に長崎市内のホテルで開催予定だった。コロナ禍もあり6年ぶりの開催だったが、8日に県連会長の谷川弥一衆院議員(長崎3区)と三役で延期の方針を決め、11日に正式決定した。

 県連会長の谷川氏をめぐっては、所属する安倍派から直近5年間で4千万円超の裏金のキックバック(還流)を受けた疑いがあることが関係者への取材でわかっている。

 県連幹部は「県連のパーティーは券に通し番号をつけて管理するなど適正に処理しており、やましい点はないが、今の情勢で開催すると誤解を招くおそれがある。『中止にすると逆に勘ぐられてしまう』という声もあり、延期にした」と説明している。(寿柳聡)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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