海底火山の大規模な噴火が起き、津波などの被害を受けた南太平洋のトンガ諸島支援のため、岸信夫防衛相は20日、自衛隊の輸送機と輸送艦を派遣すると発表した。20日にも航空自衛隊のC130輸送機2機が飲料水を積み、トンガに近いオーストラリアに向けて出発する。
日本政府は国際協力機構(JICA)を通じ、飲料水や火山灰の撤去用具を提供することにしている。高圧洗浄機などの火山灰の撤去用具などを運ぶため、海上自衛隊の輸送艦おおすみ1隻も派遣することにした。陸上自衛隊のヘリCH47も搭載する。派遣規模は全体で約300人になる。
岸田文雄首相は20日の参院代表質問で、トンガへの支援について「オーストラリアやニュージーランドといった関係国と緊密に連携して対応していく」と述べた。日本政府は19日、トンガ政府に対し、100万ドル(約1億1500万円)以上の緊急無償資金援助などを行うことを発表している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル