自転車で小学生をひき逃げしたとして、福岡県警西署は23日、福岡市早良区の高校1年の男子生徒(15)を道路交通法違反(ひき逃げ)、過失傷害の疑いで書類送検し、発表した。「男の子が泣きじゃくるばかりで、何も答えなかったのでそのまま行きました」と容疑を認めている。
署によると、男子生徒は、7月6日午前11時半過ぎ、福岡市西区横浜1丁目の市道で、見通しの悪い曲がり角を左折しようとした際、小学1年の男児(7)を出合い頭ではね、そのまま立ち去った疑い。転倒した男児は左足の骨が折れる全治2カ月の重傷を負った。近所の女性が男児を抱えて自宅まで向かい、母親が110番通報した。
男児は近くの公民館で夏祭りの準備をした後、1人で帰宅する途中で、男子生徒は、サッカーのクラブチームの試合に向かう途中だったといい、署によると、「試合に間に合わないと思った」と立ち去った理由を話したという。男子生徒は「大けがをさせ、夏休みに遊びにも行けず、不自由にしてしまって申し訳ないと思っています」と反省しているという。(川辺真改)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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