船の下でひと休み? 幼いアザラシ、漁師が発見して保護

 鳥取県岩美町大羽尾の東漁港で16日、日本海から迷い込んだと見られる野生のアザラシが発見された。漁港内の陸上に置かれた船の下で寝ているところを地元漁師が見つけたという。

 アザラシは生後1年に満たない幼獣で、体長87センチ、体重10キロ。漁港内でキャンキャンと鳴きながら、人を威嚇するような場面もあった。アザラシは「ゴマフアザラシ」の可能性が高く、鳥取市の鳥取大農学部付属動物医療センターに一時、保護された。CT検査を実施した結果、釣り針などをのみ込んでいる形跡や骨折はなく元気だという。今後は兵庫県豊岡市の城崎マリンワールドで保護される。

 岩美町の山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館の太田悠造学芸員(36)によると、県内でアザラシの目撃は珍しく、2013年に鳥取市の湖山池でワモンアザラシと見られるアザラシが目撃されて以来だという。(ライター・田中泰子)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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