北海道・知床半島沖の観光船沈没事故をめぐり、船長が事故3日前の船舶検査で、通信手段を衛星電話から携帯電話に切り替えて申請していたことがわかった。事故当日の通報で、船長の携帯電話が使われていなかったことも判明。現場周辺は携帯電話がつながりにくいエリアで、当日の通報が遅れた可能性もあるとみて、海上保安庁が詳しい経緯を調べている。
国土交通省も、船の通信設備に問題がなかったかどうかを調査する方針。トラブルがあったときに確実に通報できるよう、船に備え付ける通信設備の条件や、船の検査のあり方について検討を進める。
観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が消息を絶ったのは、4月23日だった。
国土交通省によると、同省所…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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