芝居小屋に残る坂本龍一さんのサイン 都市と森つなぐ思い、年輪刻む

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ライター・森川洋

 岐阜県中津川市加子母の芝居小屋「かしも明治座」の腰板に、亡くなった音楽家坂本龍一さんの直筆サインが残っている。東濃歌舞伎中津川保存会の元会長、市川尚樹さん(61)は、坂本さんから受けた、「楽しんで、少し背伸びしてでも続けて」という励ましを今も覚えている。

 かしも明治座は、2012年に坂本さんが代表を務める森林保全団体「モア・トゥリーズ」と、地元の森林組合などが結んだ森づくり協定の会場となった。その際、市川さんら地歌舞伎関係者は、「上演」というサプライズを企画し、一場を披露した。

 坂本さんは、明治中期に住民…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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