花形部署から転落、狂った歯車 32歳会社員が直面した「左遷の春」

 春は人事異動で、新しい仕事場に移る人が多い季節です。希望にそぐわない異動や転勤で、落ち込んでいる人もいます。「不遇」と感じる自分の気持ちにどう向き合えばいいのでしょうか。(笹山大志)

少しずつ狂い始めた歯車

 本社のエリートコースを歩んでいた。これからも上に登り詰めていく。そう信じていた。

 創業から半世紀を超える大手インフラ会社に勤める男性(32)は昨年12月、部長に呼ばれた。海外出張の命令と思いきや、「地方の支店に異動して欲しい」と告げられた。入社10年目、予期せぬ異動だった。

 記事の後半では、「左遷論」の著者楠木新さんとリクルートワークス研究所古屋星斗さんに、納得いかない人事異動との向き合い方について聞いています。

 世界のインフラ事業に携わり…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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