フラワーショップ「lonmme bouquet」は、東京大神宮(東京都千代田区)から徒歩1分の距離にある。
幼い頃から花が好きだったhaccoさんが昨年11月、ひとりで始めた店だ。
違う職種に就きながら、週1~2回の生花店でのアルバイトを経て独立。
花関係の人たちからは「なんでコロナ禍のこの時期に」と心配された。
それでも、独立するタイミングは今だ、という気持ちは揺るがなかった。
東京大神宮の近くに店舗を構えた理由は、大家さん夫婦の人柄。
隣の喫茶店の経営者で、内覧時に感じた優しさや雰囲気の良さが決め手になった。
壁のペンキ塗りなど、内装はすべてhaccoさんが手がけた。
仕入れる花も自分が一目ぼれしたものを中心に、自らの目で確認して納得したものだけを並べている。
参拝中止のニュースが
開店して2カ月ほど経った今月3日、「東京大神宮の一般参拝中止」というニュースが流れてきた。
職員が相次いで新型コロナウイルスに感染したためだ。
年末とお正月は、生花店にとって繁忙期。
多くの人が訪れる大神宮通りが少しでも華やかになるよう、たくさんの花を仕入れていた。
店内を埋め尽くすほど仕入れ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル