苦情の住民特定につながる動画配信、市議を厳重注意 公園廃止の長野

菅沼遼

 長野市議会の寺沢さゆり議長は28日、子どもたちの遊び方や騒音への住民からの苦情をきっかけに廃止が決まった青木島遊園地(同市青木島町)をめぐり、個人の特定につながる情報を発信したことは不適切だったとして、小泉一真市議(56)を書面で厳重注意した。

 小泉市議は11月、この問題を取りあげた動画3本を動画サイトのユーチューブに投稿。子どもの遊び方に苦情を寄せた住民宅の特定につながる情報発信だと他の市議らから指摘されていた。小泉市議は12月19日までに、この動画を非公開にし、ツイッターで「ご迷惑をおかけした」と謝罪していた。

 27日の議会運営委員会で小泉市議は、「公益上の必要性があると認識していたため」と投稿の理由を説明した。その後、「児童の心身のリスクとプライバシー保護の均衡を考慮した結果、非公開相当と判断した」という。小泉市議は取材に「注意を受け止め、政治倫理条例に従って活動していく」と話した。(菅沼遼)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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