英名門の系列校、岩手のリゾートに開校 学費800万円の全寮制教育

 イギリスの名門パブリックスクールの系列校が国内で初めて、スキーリゾートで知られる岩手県八幡平(はちまんたい)市の安比(あっぴ)高原に開校する。授業は英語で行われ、場所を生かしたウィンタースポーツの科目もある。全寮制で学費は年800万円超。世界各地から児童・生徒や教師が集まる学校に、自治体は地域活性化や国際交流の拠点にと期待を寄せる。

 盛岡市中心部から車で北へ1時間弱。東北道を降り、山あいの道を抜けた高原に、校章を大きくあしらった校門が現れる。29日に開校するイギリスのハロウ校系列の「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」だ。

 緑に囲まれた敷地は、東京ドーム2個分に当たる約10万平方メートルの広さ。れんが色の校舎や体育館、プール、講堂、図書館など6棟が立ち並び、ほかに児童・生徒が暮らす寮もある。

 本校はロンドン郊外にあり、1572年創立。名門私立校グループ「ザ・ナイン」の一つで、元首相ウィンストン・チャーチルやインドの初代首相ネールが輩出したことで知られる。系列校はバンコクや北京、香港、上海に展開し、安比が10校目となる。

 これまで系列校は大都市にあ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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