国際交流を通じ、英語を身近に感じてもらおうとインターネット電話「スカイプ」を使った授業が18日、滋賀県草津市の市立松原中学校で開かれた。生徒たちは約3千キロ離れたフィリピンの同世代の学生と英語を駆使して交流。教室には歓声や拍手がわき起こり、海を越えた会話を楽しんだ。
授業は両国の教室間をスカイプでつなぎ、生徒たちが英語でヒントを出し合いながら互いの国を当てる「ミステリー・スカイプ」という手法で行われた。草津市教育委員会によると、同様の授業は県内では高校でのみ行われており、中学では初の取り組みという。
同校ではギリシャやインド、バングラデシュとの交流体験があり、4度目の授業となったこの日はフィリピンの学校と交流。生徒たちはどこの国とつながっているのか分からないまま、「アジアにありますか」「公用語は英語ですか」などと英語で質問し、「イエス」か「ノー」の答えのみで情報を調べ、相手の国を推測していた。フィリピン側にも日本とつながっていることは知らされておらず互いの国が分かると国旗や手を振ったりして盛り上がっていた。
授業を受けた3年の芝田琉花さん(15)は「留学に興味があり、貴重な経験になった」、一上陽生(いちかみようせい)さん(15)は「手を振ってくれるなどジェスチャーだけでも楽しい」と感想を語った。
英語教諭の定光重直さん(39)は「英会話はその場の勢いにまかせれば意外と何とかなるもの。実際に外国の人と交流し、話すことが大事だ」と話していた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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