英語スピーキングテスト、「C」評価3割で最多 解答音声開示へ調整

本多由佳

 東京都教育委員会は12日、昨年11月に中学3年生を対象に実施した「英語スピーキングテスト」の成績分布を公表した。A~Fの6段階評価のうち、上から3番目の「C」が最多で、全体の3割だった。最も評価の高い「A」は16・8%だった。結果は専用サイトで見られる。

 成績分布は、A(スコア100~80)16・8%▽B(同79~65)25・8%▽C(同64~50)31・6%▽D(同49~35)16・9%▽E(同34~1)8・1%▽F(同0)0・8%。スコアの平均は60・7だった。

 テストは、タブレット端末で生徒の解答音声を録音。都教委とテストを共同実施した通信教育大手ベネッセコーポレーションの関連会社のフィリピンスタッフが、語彙(ごい)や文法、イントネーションなどの観点で採点した。

 11月27日に本試験があり、受験生は国私立学校の生徒も含めて6万9529人だった。結果は20点満点(6段階)に換算され、今年の都立高入試に活用する。

 都教委は、希望する受験生に解答音声データを開示する方向で調整中。手続きは3月以降に受け付けるとしている。

 また、昨年12月実施の追試験・再試験の受験生は今月26日から成績を確認できる。(本多由佳)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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