東京都内の公立中3年生が対象の英語スピーキングテストが26日、都内各地であった。通信教育大手ベネッセコーポレーションが運営を担う最後のテスト。結果は1月中旬以降の返却となり、来春の都立高入試の合否判定に用いる。都教委によると、現時点で試験での大きなトラブルは確認されていないという。
テストは都立高校など227カ所で、国立や私立中生らも含め計約7万人が受験した。会場数は昨年(197カ所)より2割弱増えた。
初の都立高入試活用となった昨年11月の試験日は欠席連絡を受ける電話回線が一時つながりにくくなったり、複数の生徒が会場を誤って遅刻したりするトラブルを確認。一方、今年は「会場数カ所で机の配置の確認を行った関係で入室時間が若干遅れたが、試験自体は予定時刻に始まっている。現時点で、大きなトラブルは報告されていない」(都教委)という。
試験問題と解答例は27日午後5時ごろに都教委ホームページで公表する予定。けがや病気などやむを得ない事情で本試験を欠席した生徒は12月17日の予備日に受験ができる。
来年1~3月には公立中1、2年生を対象とした英語スピーキングテストを予定しており、今後の運営は英国の公的な国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルが担う。(本多由佳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル