茂木敏充外相は4日の記者会見で、5~7日の日程で英国を訪問すると発表した。トラス国際貿易相と日英間の新たな貿易協定の締結に向けた詰めの協議を行う。ラーブ外相とも会談し、新型コロナウイルス対策や香港情勢などについて意見を交わす。日本の閣僚による外国訪問は、新型コロナの感染拡大後、初めて。 英国の欧州連合(EU)離脱により、日英間の関税優遇は今年末で期限切れとなる。茂木氏は「日英間の円滑なビジネスの継続のため、日EU経済連携協定(EPA)に代わる新たな貿易・投資の枠組みを迅速につくることは必要不可欠だ」と強調した。 訪英に当たっては、PCR検査の実施や専用機の使用、随行人数の絞り込みなどの感染対策を講じる。日本が水際対策として講じている帰国後14日間の隔離措置は行わない。政府は茂木氏の訪英を機に、要人往来の本格的な再開につなげたい考えだ。
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