茨城の夫婦殺害 被害者、自宅への通路を閉鎖 県警、トラブル捜査(産経新聞)

 小林光則さん方で23日未明に発覚した家族4人殺傷事件で、県警は24日、自宅敷地内の現場検証を続けた。現場の一軒家は鬱蒼(うっそう)と生い茂る木々に包まれるように建っており、周囲にも民家はまばら。犯人は一体、どこから小林さん宅へと近づき、逃走したのか。県警は小林さん周辺でトラブルの有無を捜査するとともに、敷地内での犯人の痕跡を調べ、侵入・逃走経路の特定を急いでいる。

 近隣住民らによると、小林さん方は東側の道路から敷地に入り、60メートルほどの道で家屋に向かうことができるほか、北側の釣り堀そばからも家屋へと続く約20メートルの細い道があったという。

 ただ、小林さんとともに犠牲になった妻のパート従業員、美和さんを知る近隣住民によると、小林さんは今年に入り、細い道の入り口付近にひもをかけて通れないようにしていた。近隣住民は、美和さんが「変な人に入られたら嫌だから」と話しているのを聞いた。

 この近隣住民は「細い道を通ると飼い犬がほえないため昨年まで使っていたが、今は草が生え、けもの道のようになっている。夫婦仲もよく、トラブルも聞いたことがない。何があったのだろうか」と話した。

 事件当日は雨が降っており、前日に続き24日も雨に見舞われた。「土の上に残った犯人の痕跡が消えてしまう恐れがある」(捜査幹部)として、県警は自宅外側の検証作業に多くの時間を割き、敷地内から小林さんの家族以外の足跡を発見したという。

 敷地内での犯人の移動経路特定につながる足跡とともに県警が重点を置いているのが、家屋付近への移動手段だ。犯行時間帯が公共交通機関が利用しづらい深夜だったことから、県警は車が使用された可能性を視野に、敷地内のタイヤ痕や周辺の防犯カメラ映像の解析を進めている。

【関連記事】


Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
Leave a Comment