茨城県は17日、日立製作所水戸事業所(ひたちなか市)に勤める30代の会社員男性が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。2月24~27日にイタリアに出張していたという。県内での感染確認は初めて。男性が勤務していた建物は3月18日から閉鎖し、社員ら約1千人は25日までの14日間、自宅待機するという。
感染確認を受け、大井川和彦知事は同日記者会見し、「濃厚接触者は限られている。県民の皆さんには冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけた。
県によると、男性はひたちなか市在住で、同僚2人とイタリア・トスカーナ州に出張。羽田空港を使って先月28日に帰国し、3月1日まで自宅にいた。発熱などの症状はなく、2~5日はマスクを着けて徒歩で出社。5日に微熱が出たため6日は欠勤した。平熱に戻ったことを確認して9~11日に出勤したが、12日に37度台の発熱があり、再度会社を休んだ。せきや頭痛の症状もあったことから、16日に家族が保健所に相談して帰国者・接触者外来を受診。17日にPCR検査をした結果、陽性と判明した。
男性は現在、県内の感染症指定…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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