茨城空港愛称、「Tokyo」やめた 知事「反対一色」

 訪日外国人客への知名度向上策として、茨城空港の海外向けの愛称案を「Tokyo Ibaraki International Airport」とする答申を有識者会議から受けていた茨城県は5日、答申案から「Tokyo」を外した名に決めたと発表した。パブリックコメントなどで批判が相次いだためという。

 この日の記者会見で大井川和彦知事は「ネット上でもほぼ反対一色。私自身は愛称にこだわりはないが、反対の声を押し切ってまで『東京』を付けるメリットはないと判断した」と説明した。海外向けの愛称は「Ibaraki International Airport」になる。

 航空専門家らでつくる県の有識者会議は3月下旬、海外セールスの強化になるとして「東京」を冠した4案など計6案を提示。その後の約1カ月間に集まった60件のパブリックコメントでは「(東京に接していないのに)誤解を招く」「茨城県民に誇りはないのか」など批判的な声が多かったが、同会議は5月末に全員一致で答申案に決めていた。

 同空港の正式名称は「百里飛行場」。国内向けの愛称はこれまで通りに「茨城空港」を使う。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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