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初めての外遊でベトナムを訪れている菅総理が19日、フック首相との首脳会談に臨みました。
菅総理:「総理大臣に就任して初めての外遊先をベトナムと決めて、こうして訪問できたことを、大変うれしく思う」
フック首相:「我々は戦略的なパートナー。地域の平和や安定に向けて取り組みたい」 会談の場では、誰もマスクを着けていませんでした。背景には、ベトナムが、新型コロナウイルスの感染抑え込みに成功していることがあります。累計の感染者は1134人。市中感染は46日連続でゼロを記録しているなか、日本から“コロナを持ち込まない”ために総理をはじめ、記者団もPCR検査を受けてから出国しました。異例づくしの外遊デビュー。菅総理は「ベトナムは自由で開かれたインド太平洋を実現するうえの要であり、大切なパートナー」と繰り返しました。安倍前総理が打ち出した“自由で開かれたインド太平洋構想”です。これは、太平洋とインド洋を結ぶ地域で、法の支配や市場経済を重視する国が協力する取り組みです。今回、南シナ海での領有権問題をめぐって、中国と対立するベトナムを訪問することで“対中国”の連携を強化する狙いがあります。菅総理は演説でも、名指しこそ避けたものの、軍事拠点化を進める中国を念頭にけん制しました。さらに、首脳会談では、コロナによる入国制限を緩和することでも合意。行動計画の提出などを条件にビジネス関係者の入国後2週間の待機を免除する方針で、シンガポール、韓国に続き3カ国目となります。
菅総理は19日夜、取材に応じました。
菅総理:「自由で開かれたインド太平洋、その実現に向けての貴重な第一歩であったように思っている」
菅総理は、20日にベトナムを出発し、インドネシアに移動します。 17日、18日に行った報道ステーションが行った世論調査によりますと、菅内閣の支持率は56.1%となり、政権発足の翌週に行った前回の調査から6.2ポイント下がりました。「支持しない」と答えた人は3.5ポイント増えて19.8%でした。日本学術会議の会員候補6人の任命拒否問題について、菅総理の説明に「納得しない」と答えた人は62%で、「納得する」とした23%を大きく上回りました。
学術会議のあり方を見直すべきかどうかについては、64%が「見直すべき」と答え、「見直すべきだと思わない」としたのは13%でした。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2020
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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