菓子パン4カ月の避難所も 「温かくておいしい非常食」への挑戦

 災害にあって気持ちが落ち込んでいる時に、食べたいものは何ですか。おにぎりや菓子パン、コンビニの弁当……。災害時に配られる食べ物は冷たいものが多いというイメージがありますが、「温かくておいしい非常食」をつくる試みが始まっています。

 9月1日、防災の日。東京・銀座の商業施設「GINZA SIX」で、飲み物を注文した客に50食限定で非常食を提供するイベントが開かれた。

 アルファ米を使った本格的なチキンライスを食べた都内の会社員男性(32)は、「おいしい。これも非常食なんですか」と驚いた。

 チキンライスのコロッケ、コブサラダ、野菜スープの3品の献立。近くにあるレストラン「資生堂パーラー」総調理長の倉林龍助さん(52)が、災害後2日目の冷蔵庫をテーマに、短時間の加熱で燃料を節約できるレシピを考えた。

 2日間=48時間は、一般社団法人「避難所・避難生活学会」が2017年から提唱する「TKB48」に由来する。

 「TKB48」はトイレ(T…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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