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今週から4回は、読者の皆さんのリクエストにこたえます。東京都板橋区の女性(75)から「ミラノ風カツレツを」とおたよりが届き、聞くとイタリア料理店のランチで気に入って、まねしてみたいのだそう。
本国では子牛を使い、皿からはみでるほど大きく薄く仕上げます。日本の家庭で作りやすい方法を、有馬邦明シェフと考えて、子牛に似て脂肪が少なく軟らかな豚ヒレ肉を選びました。乾いた細かいパン粉を使うと、衣は短時間でカリカリの黄金色に。肉もパサつかない「ミラノ風」のヒレカツです。
淡泊な肉にうまみを加えるのが、パン粉に混ぜるニンニクとチーズ、焼く時のオリーブ油です。量は多くないのに効果は絶大で、あとは塩をふるだけで十分おいしい。小ぶりのカツは迫力には欠けますが、肉が生焼けじゃないか、油はねしないかと心配することなく、気楽に揚げものが楽しめます。冷めても味が落ちにくく、お弁当にも向きます。(編集委員・長沢美津子)
ヒレカツのミラノ風
材料・2人前 料理監修:有馬邦明さん(パッソアパッソ)
□ 豚ヒレ肉 200g
□ 乾燥パン粉 30g
□ おろしチーズ(粉チーズでも) 小さじ1
□ おろしニンニク 小さじ1/4
□ 小麦粉 適量
□ 卵 1個
□ オリーブ油 適量
□ 塩 適量
□ 砂糖 少々
□ コショウ 少々
【作り方】
①乾燥パン粉を手ですりあわせて細かくする。ポリ袋に入れて上から麺棒を転がしてもいい。おろしたチーズとニンニクを混ぜる。
手順はパン粉を準備する、肉をたたいて広げる、衣を付ける、焼くの4段階=合田昌弘撮影
②棒状の豚ヒレ肉を使い、まず…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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