薄暮の時間帯(日の入りの前後各1時間)の交通死亡事故は、特に10~12月に多発していることが警察庁のまとめでわかった。7~9月の1・7倍で、特に道路を横断中の歩行者が亡くなった事故が増えている。秋から冬にかけ日の入りの時刻が日に日に早まり、人が活動する夕方の時間帯に薄暮が重なるため、と警察庁はみている。
秋の全国交通安全運動(21~30日)を前に警察庁が分析した。2017~21年の5年間に全国で起きた交通死亡事故の件数を月別にみると、10~12月は7~9月の1・3倍の計4731件。死亡事故のうち薄暮時間帯は、10、11、12月とも月計200件を超え、10~12月では計720件で7~9月の1・7倍だ。
薄暮時間帯の事故のうち、車が衝突するなどして道路横断中の歩行者が死亡した事故をみると、日の入り前1時間は10~12月が計42件で7~9月から微増にとどまる一方、日の入り後1時間は10~12月が計271件で、7~9月の2・1倍と増加が目立つ。
この271件における車の運…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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