平塚学 仙崎信一
大麻のような薬物を友人から譲り受けたとして、宮崎県警は14日、鹿児島県警の警察官、吉松紘大容疑者(24)=鹿児島市高麗町=を麻薬特例法違反(規制薬物としての譲り受け)の疑いで逮捕し、発表した。所属や認否を明らかにしていない。
ほかに、宮崎県日南市平野、会社員米衛航汰容疑者(24)と、同県串間市西浜1丁目、会社員河野陽也容疑者(24)ら4人も大麻取締法違反の疑いで14日までに逮捕した。
発表によると、吉松容疑者は河野容疑者と共謀し、昨年8月11日午後2時ごろ、日南市内の駐車場で、米衛容疑者から大麻のような薬物約3・2グラムを譲り受けた疑いがある。県警は吉松容疑者の自宅から大麻の吸引器を押収したという。
米衛、河野の両容疑者は吉松容疑者の同級生で、河野容疑者はさらに今年2月5日、串間市内で後輩の男に大麻たばこを売り渡していた疑いがあるという。
鹿児島県警によると、吉松容疑者は鹿児島中央署地域課の巡査で、交番に勤務している。
樋渡公義首席監察官は「法を守るべき警察官がこのような犯罪を犯し、県民の皆様に深くおわび申し上げます。今後、宮崎県警の捜査に協力し事実関係を踏まえたうえで厳正に対処します」とのコメントを出した。(平塚学、仙崎信一)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル