高校生棋士の藤井聡太七段(17)が6日、第78期将棋名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の3回戦で金井恒太六段(33)に92手で勝った。藤井七段はB級2組への昇級に向けて、開幕3連勝となった。
先手の金井六段が「相懸かり」戦法を採用。互いに1時間半を超す長考を記録するなど、スローペースの戦いになったが、最後は藤井七段が制した。「間違えてしまって、途中は自信がなかった。第4局以降も全力を尽くして指したい」と話した。金井六段は0勝3敗となった。
名人戦につながる順位戦は五つのクラスに分かれており、下から二つ目のC級1組には、今期36人が参加。それぞれ10局戦い、成績上位2人がB級2組に昇級する。藤井七段は、9月3日の4回戦で高橋道雄九段(59)と対戦する。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル