藤井七段、棋聖戦二次予選へ 一次決勝で竹内五段に勝利

【動画】将棋の藤井七段、棋聖戦で一次予選を突破=佐藤圭司撮影

 将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が22日、大阪市福島区の関西将棋会館で第91期ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)一次予選の決勝に臨み、竹内雄悟五段(31)に70手で勝ち、2年連続2回目の二次予選進出を決めた。

 持ち時間は各1時間。午後2時に始まり、午後4時18分に終局した。勝った藤井七段は「お互い、玉が薄い将棋だったんですけど、△5五銀右から踏み込んでいったのが、結果的には良かったのかな、というふうに思います」「まだ(棋聖戦では)決勝トーナメントまで進んだことは無いので、今期は、まず、そこを目標にやっていけたらなというふうに思っています」などと話した。敗れた竹内五段は「玉の方の銀が出ていったので、だいぶ勝ちづらい将棋にしてしまったかな、と思っていました。仕掛けられたところで、ちょっと自信が無かったですね」と話した。

 棋聖戦は、将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。

 棋聖戦には全棋士と女流棋士2人が参加。一次予選と二次予選をトーナメントで行い、勝ち上がった棋士とシード棋士の計16人が決勝トーナメントで争う。決勝トーナメント優勝者と棋聖のタイトル保持者が、例年6~8月に五番勝負を行う。

 この日の対局は、渡辺明棋聖(35)=棋王、王将と合わせて三冠=に2020年6~8月に挑戦する権利を目指す戦いの一環だ。

 藤井七段は棋聖戦には第89期から参戦し、今回は3期目。最初の第89期は一次予選の決勝で敗退した。2回目の第90期は二次予選の決勝で敗退した。(佐藤圭司)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment