将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が3日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第33期竜王戦(読売新聞社主催)の3組ランキング戦準決勝で、千田翔太七段(25)に75手で勝ち、同組決勝進出を決めた。次は決勝トーナメント進出をかけて師匠の杉本昌隆八段(51)と対戦する。
午前10時に始まった対局は、相矢倉模様の戦型から先手の藤井七段が急戦策を見せ、午前中から激しい戦いに突入した。午後は、相手の攻めを受けながら反撃に出た藤井七段がリードを奪い、午後5時57分、千田七段を投了に追い込んだ。終局後、藤井七段は「けっこう激しい展開になってよく分からなかったが、最後は何とか踏み込んで勝つことができた。ずっと際どいと思っていたので、はっきり勝ちだと思ったところはなかったです」と振り返った。
藤井七段は2016年のデビュー以来、竜王戦の予選にあたるランキング戦で6組、5組、4組と3期連続で優勝し、毎年、昇格と決勝トーナメント進出を果たしている。4期連続で優勝すれば将棋界初となる。
杉本八段とは18年に王将戦の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル