藤井七段「粘り強く指せず」 千田七段の戦略に沈む

 第13回朝日杯将棋オープン戦の準決勝、千田翔太七段―藤井聡太七段戦、永瀬拓矢二冠―阿久津主税八段は11日午前10時30分、東京・有楽町朝日ホールで同時に行われた。

 千田―藤井戦は事前に行われた振り駒で千田が先手に。両対局者は多くのファンと報道陣が見守る中、10時22分に入場。着席後、上手が行う駒箱を開ける作業を譲り合う場面があった。通常だと段位が同じなので先輩の千田が上手だが、朝日杯で2連覇中の藤井に千田が譲る形で、藤井が駒箱を開け、藤井が王将、千田が玉将を取って駒を並べた。

 午前10時30分に対局開始。戦型は両者得意の角換わり腰掛け銀となり、わずか15分で61手目、図1の局面まで進んだ。消費時間は千田がわずか4分、藤井が10分。互いに事前の研究が行き届いていることをうかがわせる進行だ。

 両者の対戦成績は藤井の2勝0…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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