藤井聡太七段(17)が23日、大阪市で行われた第32期竜王戦決勝トーナメント4回戦で豊島将之名人(29)に激戦の末、敗れた。観戦していた「ひふみん」こと加藤一二三・九段(79)が対局を分析した。
【写真】対局中、子どもに表情をのぞき込まれる藤井六段(当時)
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藤井さんは竜王戦で過去2年、決勝トーナメント2回戦敗退。今回は2回戦で近藤誠也六段を下して壁を打ち破ると、3回戦で久保利明九段も撃破しました。豊島名人とは接戦でしたが、うまく対応されてあと一歩及ばずでした。「ひと山越えたら、さらに大きな山にはね返された」という気がします。
今年、朝日杯決勝で渡辺明棋王を下して連覇を達成するなど、トップ棋士と互角に渡り合える力はあります。ただ、一線級に勝ってタイトル挑戦権争いに食い込むには、決め球がもう1種類ほしい。今回採用した角換わりだけではなく、矢倉など戦法を増やすこと。戦い方を研究してほしい。それに、先手番を生かすことが必要だと感じます。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース