将棋の高校生棋士、藤井聡太棋聖(18)が史上最年少で王位との二冠を達成して一夜明けた21日、王位戦第1局の会場となった愛知県豊橋市のホテルアークリッシュ豊橋では、「将棋めし」の特別企画を立ち上げ、お祝いムードを盛り上げている。
「二冠達成おめでとうございます」――。そう打ち出したフェアでは、藤井棋聖と木村一基王位が対局中に食べた全5種の「将棋めし」をミニサイズで再現。オーダーバイキング形式で提供する。注目は「三河鮮魚の海鮮丼」だ。藤井棋聖が王位奪取後の会見で「とてもおいしかったので、対局の時に海鮮丼は『好手』なのかなと思いました」と言及した一品だ。
発案した梅岡浩昭総支配人は「愛知県出身の藤井新王位の快挙。こんなにうれしいことはない。地元の皆さんや将棋ファンと一緒に分かち合いたい」と話す。
バイキングに加え、デザートで藤井棋聖が選んだ「ブルーベリータルト」を一皿出し、ソフトドリンクは飲み放題。小鉢や汁物なども添えて大人2800円(税別)とした。「内容や値段にも、お祝いの気持ちを表しました」
将棋めしの大半は王位戦のための特別メニューだったが、ホテルには「どこで食べられるの?」と問い合わせが相次ぎ、第1局後に急きょ「期間限定」で提供を決定。売り切れる日もあるなど反響があった。
総料理長の今里武さん(46)…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル