将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が29日、第5期叡王(えいおう)戦(株式会社ドワンゴ主催)の段位別予選の七段戦の2回戦で、村山慈明(やすあき)七段(35)に107手で敗れた。藤井七段が叡王戦で本戦進出を逃したのは初めて。
大阪市福島区の関西将棋会館での対局で、持ち時間は各1時間。午後7時に始まり、午後9時16分に終局した。本局に勝って、公式戦通算400勝を達成した村山七段は「区切りの勝利。良かったと思います」と笑顔を見せた。敗れた藤井七段は「また実力をつけて来年頑張りたいと思います」と話した。
叡王戦は、将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。全現役プロ棋士に加え、主催者推薦の女流棋士1人とアマチュア1人が出場する。段位別予選(九段戦、八段戦、七段戦、六段戦、五段戦、四段戦)を勝ち上がった棋士が、本戦に進出。本戦を勝ち抜いた棋士が、叡王に決勝七番勝負を挑む。現在のタイトル保持者は、永瀬拓矢叡王(26)。(佐藤圭司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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