藤井聡太七段、宣言解除で最年少タイトル挑戦に可能性

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言が解除されたことを受け、日本将棋連盟は26日、棋士の長距離移動を伴う対局を6月1日から再開すると発表した。タイトル挑戦の最年少記録がかかっていた藤井聡太七段(17)の対局も、同2日に行われることが決定。記録の更新が再び注目を集めることになった。

 藤井七段は、棋聖戦の挑戦権獲得まであと2勝に迫っている。2日は、挑戦者を決める決勝トーナメントの準決勝で、名人3連覇の実績を持つ佐藤天彦九段(32)と対戦する。勝者は4日の挑戦者決定戦に進む。そこで勝った挑戦者と、渡辺明棋聖(36)=棋王、王将とあわせ三冠=による棋聖戦五番勝負は8日に開幕する。

 タイトル挑戦の現在の最年少記録は、屋敷伸之九段(48)の17歳10カ月24日。藤井七段は、8日時点では17歳10カ月20日で、棋聖戦の挑戦者になった場合、31年ぶりに更新を果たすことになる。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本将棋連盟は4月、棋士の長距離移動を伴う対局を延期。愛知県在住の藤井七段は東京か大阪に移動する必要があるため、対局できない状態が続き、一時は記録更新が困難とみられていた。(村瀬信也


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment