将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が14日、第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の第2局で木村一基王位(47)に144手で逆転勝ちし、対戦成績を2勝0敗とした。中盤でリードを奪った木村王位が勝ちパターンに持ち込んだが、藤井七段が終盤の粘りで形勢をひっくり返した。史上最年少での初タイトル獲得に向けて、大きな1勝となった。
王位戦は持ち時間各8時間の2日制。第2局は13日から札幌市で指された。木村王位が得意戦法の「相懸かり」を採用。1日目はスローペースで進み、40手しか進まなかった。藤井七段が初めてとなる「封じ手」をして、1日目を終えた。
2日目は藤井七段が封じた40手目△8六歩で幕を開けた。中盤で藤井七段が攻めたが、その切っ先を見切った木村王位がうまく反撃してペースをつかみ、終盤に突入した。
持ち時間を30分以上残してい…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル