将棋の藤井聡太七段(17)が1月31日、棋王戦予選で今泉健司四段(46)に173手で勝利し、公式戦10連勝で今年度の勝率を8割に乗せた。藤井七段は実質的なデビュー年度となる2017年度から、3年連続で勝率8割台に。新たな偉業達成に、また一歩前進した。
デビューから29連勝を飾ったことで一気に名を広めた藤井七段だが、デビューが2016年10月だったこともあり、フルで戦った年度としては2017年度から。そこから61勝12敗(.836)、45勝8敗(.849)と、勝率8割超えを達成。今年度も、この勝利で40勝10敗とし、勝率.800となった。
本局では出だしに三間飛車を採用した今泉四段の工夫に苦しみ、中盤から終盤にかけてじわじわとリードされたかに見えたが、終盤深くなったところで逆転。苦しみながらも大きな白星を手にした。終局後、藤井七段は「かなり苦しい局面が続く将棋でした」と振り返った。
棋王戦は2月1日から 棋王戦は、明日2月1日から渡辺明棋王(王将、棋聖、35)と、本田奎五段(22)による五番勝負がスタート。藤井七段が次期挑戦者になるためには、予選、本戦のトーナメントを勝ち抜く必要がある。本戦はベスト4以上から2敗失格システムとなり、1度負けても敗者復活戦から挑戦権を獲得するチャンスがある。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース