藩主屋敷がお化け屋敷に 「苦しそうな唄声が…」歴史感じる肝試し

 館林藩最後の藩主、秋元家にゆかりのある建物がお化け屋敷に――。群馬県館林市を代表する近代和風建築を会場に「旧秋元別邸お化け屋敷~呪い唄の聴こえる家~」と題したイベントが11日から開かれる。

 建物の活用、観光などを目的に館林市観光協会と市内の事業者が開く。「姉妹の悲しい恋物語。夜になると苦しそうな唄声が……」との設定。古い日本家屋の趣をいかして、季節外れのお化け屋敷を楽しんでもらう。

 広々とした日本庭園にたたずむ建物は、「主屋」が明治後期(1910年ごろ)、「離れ座敷」が30年に建てられた。離れには洋間もある。織物会社が建設し、後に秋元家が別邸として所有した。61年に県に売却された後、補修された。

 お化け屋敷は11、12、17、18、19日の5日間。料金は大人700円、高校生以下500円。問い合わせは市観光協会(0276・74・5233)へ。(柳沼広幸)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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