行き先表示は「期日前投票」――。31日の衆院選投開票を前に、静岡県熱海市選挙管理委員会は30日、路線バスを使った移動期日前投票所を開いた。坂道の多い熱海市では高齢者の投票機会確保などのため、2019年参院選からバスを使った期日前投票を行っている。
276人の有権者が暮らす同市伊豆山の県営七尾団地に、市内で路線バスを運行する伊豆東海バスの低床バスが停車した。バスの車内には、記載台や投票箱などが設置されていて、午前10時に投票が始まった。立会人は後部座席などに座る。新型コロナの感染防止対策で、住民は一人ずつ車内に入って投票を済ませた。
団地の住民が31日当日の投票所に行くには、約700メートル坂を下る必要がある。高橋陽子さん(74)は「投票所へは、バスに乗らないといけないので、近くで投票できて助かります」と話した。
バスは午後に移動して、計2カ所で投票が行われる。(西畑志朗)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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