行き場失った「おみやげ」救済作戦 詰め合わせ通販好調

 有数の観光地、岐阜県飛驒地方の土産物が行き場を失っている。県内は新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言の対象地域。観光客が戻らないまま、土産物の賞味期限が迫る。特産品のネット販売を手がける企業には、地域の製造元から土産物の買い取りを求める問い合わせが相次いでいる。

 2月上旬、飛驒地方の特産品をネット販売する「ヒダカラ」(飛驒市)の倉庫には、土産物の詰まった段ボールが山積みになっていた。飛驒牛のカレー、まんじゅう、漬物など約20社から買い取った。市内だけでなく、同じ飛驒地方の高山市、下呂市の会社も含まれる。社長の舩坂康祐さん(33)は「一度は店頭に並び、賞味期限が迫った商品が増えている」と話す。

拡大するヒダカラの倉庫に積み上げられた土産物の段ボール=2021年2月8日、岐阜県飛驒市古川町、山下周平撮影

 ヒダカラは2020年5月、コ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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