真田香菜子
年末年始を故郷などで過ごす帰省ラッシュが29日、始まった。新型コロナウイルスに伴う行動制限が3年ぶりにない中、JR東京駅では朝から多くの家族連れらが新幹線のホームに列を作った。
千葉県習志野市のパートの女性(40)は、夫と長女(7)、長男(6)の4人で実家がある山形県を訪れる。年末年始の帰省は3年ぶり。子どもたちは初めての本格的な雪遊びを楽しみにしている。今年は行動制限がないことから「心理的な負担感が少ない。息子が小学校に上がる前に、一度帰りたかった」と声を弾ませた。
会社員の男性(60)は単身赴任先の大阪から、自宅のある栃木県那須塩原市へ向かう。この日は新大阪駅発の早朝の新幹線に乗り、乗り継ぎのため東京駅に降りた。「帰省はお盆以来。あまり出歩かず、家族とゆっくり過ごしたい」と話した。
JR各社によると、29日午後4時時点の東北・上越・北陸新幹線の下り自由席の乗車率は140~100%。東海道新幹線は一部の列車で130%に達した。下りの混雑のピークは29~30日という。(真田香菜子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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