北海道の知床半島沖で乗客・乗員26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が消息を絶った事故で、第1管区海上保安本部(北海道小樽市)は29日、付近の海底で船体を見つけたと発表した。事故の発生から30日で1週間。なお12人の行方がわからないままで、大規模な捜索が続いている。
1管本部によると、29日にソナー(水中音波探知機)の反応をふまえて水中カメラで調べたところ、「KAZUⅠ」と書かれた船体を発見。映像で船名の字体や色を確認し、特定した。
場所は、カズワンから救助要請があった「カシュニの滝」付近から約1キロ西で、水深約120メートルの海底に船底が着いた状態だった。船内に乗船者がいないかを確認しているが、視界が悪く、29日夕時点でわかっていないという。海上保安庁などは水中カメラで確認作業を進めていく。
28日までに見つかった乗船…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル