行方不明者の捜索続く 泥だらけの町のなか新聞を…(テレビ朝日系(ANN))

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豪雨で甚大な被害が出た地域では、徐々に復旧作業が始まっていますが、まだ行方のわかっていない人もいます。大分県由布市では、湯平温泉で旅館を経営し、名物女将として親しまれた渡邊登志美さん(81)の死亡が9日、確認されました。渡邊さんは8日午前0時過ぎ、旅館から車で避難中、氾濫した川に車ごと流されました。車には、娘と娘婿、孫の3人も乗っていました。3人の行方はわかっておらず、10日も捜索が行われました。 熊本県球磨村では、いまだ4人の行方がわかっておらず、10日は50人以上の消防隊員による捜索が行われました。人吉市では、県内の在住者に限り、10日からボランティアの受け入れを始めました。ただでさえ大変なのに、さらにマスクをしながらの作業にボランティアの男性は「しんどい。マスクさえ外せれば、だいぶ楽だと思うけど」と話します。 人吉市内には、60年以上続く、夕刊紙の『人吉新聞社』があります。発行部数は約1万3000部。今回、社員5人、また、配達員約60人のうち、3分の1が被災しました。泥だらけになった町の中を、自転車で新聞を配る井上弘子さん(41)。約100軒を回りますが、いつもの3倍くらいの時間がかかるといいます。井上さんの自宅は無事でしたが、氾濫した球磨川の濁流に流され、おじを亡くしました。井上さんは「(葬儀に)父母は行ったけど、コロナの影響で人数制限があったので、私は行けなかった」と話します。一部で停電が続くなか、新聞は、高齢者には貴重な情報源となっていて、井上さんは配達先で「ご無事でよかった」などと声を掛け、10日も新聞を配り終えました。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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