米田悠一郎
初盆を迎えた故人を極楽浄土へ送り出す長崎の伝統行事「精霊(しょうろう)流し」が15日夜、県内各地であった。連日の大雨の影響が心配されたが、この日午前、長崎市では薄日も差し、市民は準備に追われた。
夕方から夜にかけて再び雨が降り出したが、亡くなった親族らを送るために思い思いに飾り付けをした精霊船を曳(ひ)く人が、鐘を打ち鳴らしながら大勢で街を練り歩いた。にぎやかに故人を送るための爆竹の音が街中に響き渡った。
新型コロナウイルスの感染拡大により、市は規模縮小を呼びかけ、例年よりも船を小さくし、曳く人の数を減らした行列も随所で見られた。(米田悠一郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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