東京都の千代田区道「神田警察通り」の整備に伴う街路樹伐採問題で、伐採に反対する住民側が1日、都内で記者会見し、「伐採を強行する姿勢に怒りを感じる」と抗議した。
区は11月15日に、反対する住民側や区議ら10人に対し、工事期間中、現場への立ち入り禁止の仮処分命令の申し立てを東京地裁に行った。さらに、28日夜には街路樹のイチョウ1本を新たに伐採したという。
区が10人に対して申し立てたのは、区道約1・4キロを整備するうちの2期工事分(約230メートル)の歩道、車道へ午後8時から午前6時までの間、立ち入り禁止を求めるというもの。
住民側は夜通し現場で座り込むなどの抗議を続けていた。住民側は樋口高顕区長に対し、工事代金の支払い中止を求める住民訴訟なども同地裁に起こし、現在係争中だ。区は「手続き中なのでコメントは差し控える」と回答した。(森下香枝)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル