紅葉で赤や黄色に色づき、青空のもとで輝く山。それを鏡面のように映した水面を、湯船につかりつつ窓越しに眺める――。
こんなうっとりするような絶景を切り取った、群馬県の広報紙「ぐんま広報」の11月号の表紙画像が波紋を呼んでいる。「どの場所なのか分からない」ものだったことが発覚したからだ。
同号は、日常から離れて心身をリラックスさせる「リトリート」を特集。群馬県が「リトリートの聖地化」を目指していることや、県内の温泉や食材、ヨガ体験ができる施設などを紹介している。表紙の画像にも、「日常から離れて~五感で体感リトリート~」という文字を配置した。
11月下旬に広報紙が発行されると、県には「とてもきれいで行ってみたいが、どこなのか」などの画像についての問い合わせが20件ほど寄せられた。
だが、この画像は「フリー素材」で、撮影地の情報はなかった。
広報紙を担当するメディアプロモーション課は、山などの位置関係などを手がかりに、場所がどこなのかを探したが、県内では見つけられなかった。問い合わせた人たちに伝えると、がっかりした様子だったという。
今のところ、どこなのかは分かっていない。なぜ、この画像を使ったのか。
同課によると、特集テーマに…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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