能登半島地震の被災地にある四つの公立病院で60人以上の看護師が退職したり退職の意向を示したりしている問題で、石川県は4日、県看護協会の看護師の募集に全国から40人超の応募があったことを明らかにした。
県議会の一般質問で馳浩知事が答えた。馳知事は「応募者の希望に沿ったマッチングができるように調整を始めた」と述べ、必要な看護師を確保して医療体制の維持に取り組む姿勢を示した。
県医療対策課によると、被災した奥能登地域の公立4病院(市立輪島、珠洲市総合、公立宇出津(うしつ)総合、公立穴水総合)や高齢者施設などで中長期の勤務が可能な看護師を、県看護協会が2月初めから募集していた。
県は4病院の看護師の離職防止策として、金沢市など県南部の病院に一時的に異動できる在籍出向の仕組みを導入。これまでに3人の申し出があったという。(久保智祥、波絵理子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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