能登半島地震で被災した石川県輪島市の住宅に侵入し、ミカン6個(約3千円相当)を盗んだとして、住居侵入と窃盗の罪に問われた愛知県の男子大学生の被告(21)に対し、金沢地裁は6日、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。
判決などによると、大学生は1月5日午前8時40分ごろ、輪島市内で玄関扉をしばっていたひもを外して住宅に侵入し、ミカンを盗んだ疑いで石川県警に逮捕された。逮捕時には「ボランティアで来ていた」と話していたという。
起訴内容を認めており、野村充裁判官は判決理由を「地震発生から4日も経過していない混乱した状況下で、被災者の住宅に侵入し貴重な食料を盗んだもので悪質。事実を認めて反省の態度と更生の意欲を示している」と述べた。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment