小学生で阪神・淡路大震災。大学生では台風23号。そして社会人になって東日本大震災…。
「ほんとに、行くところ行くところで災害があったんですよ」
元青森朝日放送アナウンサーで、現在は神戸のローカルテレビ局「サンテレビ」でニュースキャスターを務める藤岡勇貴さん(39)は、そう振り返る。
災害を伝えることが自分の使命。特に藤岡さんが意識するのは、「報道されない側」に目を向けることだ。
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兵庫・淡路島の洲本市出身。大学生だった2004年10月の台風23号で実家が全壊した。
幸いにも、家族は全員無事。2週間ほど家の片付けに追われた。
そんな中、ストレスからか祖母が外で倒れてしまう。祖母を背負い、仮住まいのアパートまで帰った。
「悪いことをしていないのに、なんでこんな被害に遭わなきゃいけないの」。祖母のつぶやきがいまも忘れられない。
自身も、過労から丸一日寝込…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル