特定危険指定暴力団・工藤会(北九州市)のトップに死刑判決が言い渡されたことを受けて、福岡県警が裁判関係者たちへの警備を強化したことが25日、わかった。閉廷後、被告が「生涯後悔するぞ」などと発言したことも考慮したという。
福岡地裁で24日にあった公判では、4件の市民襲撃事件で殺人罪などに問われた工藤会トップで総裁の野村悟被告(74)に死刑、ナンバー2で会長の田上(たのうえ)不美夫被告(65)に無期懲役の有罪判決が言い渡された。
閉廷して法廷を出る直前、野村被告は足立勉裁判長に「公正な判断をお願いしたけど、全然公正じゃない。生涯このことを後悔するぞ」と発言。田上被告も、退廷しながら「ひどいねあんた、足立さん」と言った。
このため県警は、これまでに出廷した人や司法関係者らへの警備を通常より強化したという。具体的な態勢は警備に支障があるとして明らかにしていない。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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