西九州の海めぐる 白く輝く観光列車「ふたつ星4047」お披露目

横川結香

【動画】お披露目された「ふたつ星4047」=藤脇正真撮影

 JR九州は15日、佐賀、長崎両県を走る新たな観光列車「ふたつ星4047」(武雄温泉―長崎)の車両を報道陣に公開した。同じく武雄温泉と長崎間を結ぶ西九州新幹線が主に内陸部を走るのに対して、ふたつ星は海に面したルートが中心。新幹線開業に合わせて23日に運行を始め、周辺の観光促進を狙う。

 ふたつ星は3両編成で、コンセプトは「西九州の海めぐり列車」。3月に運行を終えた特急「はやとの風」などを改造した車両の外観は、白に近い「パールメタリック」。所々に金色のラインや星形のマークをあしらった。

 内装は、窓枠など各所に木材を使い、照明も暖色系で温かみのある雰囲気だ。2号車には乗客が自由に使える共用スペース「ラウンジ40(よんまる)」があり、ソファやカウンター席でくつろぎながら車窓の景色を楽しめる。床は、草木や花などの柄をあしらった色鮮やかな模様が目を引く。車両のデザインを担当した水戸岡鋭治さんは「古今東西のデザインを組み込んで多様性を表し、乗客みんなが楽しめるような空間にした」と話す。

 主に金~月曜と祝日に、1日1往復で運行する。午前は武雄温泉から有明海沿いに長崎へ。午後は長崎から大村湾沿いに武雄温泉に向かう。乗車券と指定席特急券で乗車できる。(横川結香)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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